パーキンソン病治療薬とレモン汁

ガーベラ

 パーキンソン病の講演会で、最近の話題として関東地方では、パーキンソン病治療薬の「L-Dopa」は、酸に溶けやすい性質のため,胃液の「pH」が低いほうが吸収が良いのため「レモン汁」と服用すると良いと言われているが、関西地方ではあまり言われていない。また、胃酸のpHを上げる制酸剤や抗コリン剤の併用は「L-Dopa」の吸収を阻害して効果を抑制する可能性があるので注意を要する.
 人の胃液のpHは、空腹時と満腹時とでは異なり、空腹時の場合は、pHが低く、食事を摂った場合、胃内はpH3〜5まで上がる。食事による刺激で分泌されてくる胃液は、pH1.0〜1.6と強い酸性である。