リンコデ

ムートン絵

 1%リン酸コデイン散は、「咳止めの薬」として処方されますが、粉薬は服用し難く、味が苦いため敬遠される患者さんがいます。
そこで、水薬として甘味剤の単シロップと水に溶かして服用させる方法がありますが、味は・・・・?
 「病院薬局製剤」第5版 日本病院薬剤師会編 薬事日報社 で調べると「HW(フステンワッサー)」という院内製剤の記載がありました。
ブロチン液14mL,1%リン酸コデイン散20%溶液30mL(60mg),10%メジコン酸10%溶液5mL,単シロップ10mL,常水で全量100mLとする。
これを応用するれば、味の改善ができるかも?
 錠剤タイプもあります。「リン酸コデイン錠5mg:メルクホエイ 2006年薬価改正1錠:11.8円」:通常服用量としては、成人は、リン酸コデインとして1回20mg(4錠)、1日60mgを経口服用する。年齢、症状により適宜増減する。しかし、錠剤の直径が10mm,厚さ6.4mmと比較的大きいので、こちらも服用しにくいです。「20mgの錠剤」もありますが、こちらは麻薬指定になりますので管理・扱いが難しくなります。