カテキン

kinoko422007-04-30

 カテキンは、水溶性の多価ポリフェノールで、緑茶や紅茶の渋み成分です。「抗酸化作用」「コレステロール低下作用」「抗菌作用」などがあるといわれています。「体脂肪が気になる人に適する食品」「虫歯の原因になりにくい食品」として、特定保健用食品として販売されています。カテキンを摂取する目的で多量の茶類を飲用する場合には、混在するカフェインの摂取により種々の生理作用(頭痛、神経興奮作用、利尿作用、血圧上昇など)が現れる可能性があるので、特にカフェインに過敏な人は注意が必要です。
 カテキン飲料で有名になったのが花王の「ヘルシア緑茶」でした。個人的には、渋みが強くあまり口には合いません。その後、多く飲料メーカーからカテキン飲料が発売さましたが、中にはカテキンの量が表示されていないものもあります。ヘルシア緑茶は、「350mL」当たり540mgのカテキン(カフェイン80mgを含有)を含みます。伊藤園の「お〜いお茶濃い味」は、「100mL」中80mgのカテキンを含みます。この商品は、普通に飲めて値段も一般のお茶と変わりません。
 最近、テレビCMで良く放映されているサントリーの「黒烏龍茶」は、ウーロン茶重合ポリフェノールを「350mL」当たり、70mg含んだお茶です。カテキンと同様、脂肪の吸収を抑えて、食後の血中中性脂肪の上昇を抑える作用があるといわれています。「ヘルシア緑茶」よりは、個人的には長続きしそうな味ですが、一般のお茶に比べて「特定保健用食品」として認可されている分、値段は高めです。