鉄剤によるALT(GPT)の上昇

シジミ

 長期に鉄剤を服用し続けると肝臓に鉄分が沈着して薬剤性の肝臓障害が起こす場合があります。
特にC型肝炎を患っている人は、鉄剤や鉄分の含量が多い食品は避けるべきです。
 肝臓に良いとされるシジミ、アサリ、ハマグリなどの魚介類は、鉄分が多いので要注意です。
 C型肝炎では、肝臓に蓄積された鉄分により活性酸素が発生し、肝炎症状の悪化を招くため、通常は鉄分を摂らないようにします。肝臓に蓄積された鉄分を減少させるには、瀉血により鉄を含む赤血球を体外に排出させ、体内の鉄の総量を減少させ肝臓に蓄積している鉄分を血液に誘導します。

 鉄分の多い食品 : レバー類(牛・豚・鶏)、牛肉もも、豚肉もも、鶏肉もも皮なし、大豆、インゲン豆、アズキ、エンドウ、シジミ、アサリ、ハマグリ、カキ、ワカサギ、マグロ赤身、イワシ、緑黄色野菜、ヒジキ、もずくなど