お釣のトラブル

花畑

 先日、「950円」の薬代(調剤代含む)に対して患者さんが1万円を渡され、経験の浅い薬剤師が「9,050円」のお釣りを渡して、一旦帰宅されました。
 その後、「5000円」足りないと戻って来られたので、薬局のレジを締めて残金を確認すると間違いなく「5000円」は渡していました。患者さんには、レジ金庫の金額が合ったことを伝えましたが、納得されませんでした。薬局の信用問題に係わるのでトラブルは避け、謝罪して「5000円」を返金しました。
 当事者の薬剤師にどのように渡したか確認するとお釣りを渡した状況を覚えていませんでした。お釣りを渡す時は、患者さんと一緒に数えて渡すのが原則ですが、覚えていないということは、単に返金しただけで基本作業ができていなかったのだと思います。
 薬局にとっては損害でしたが、スタッフには良い勉強になったと思います。二度と同じトラブルが起きないようにお釣りを渡すときは、患者さんの目を見て一緒にお釣りを数えて渡すことを徹底します。